良い所もあれば悪い所もある。それはどのゲームにも共通することであり、ゼノブレイドディフィニティブエディションも例外では無い。
そして、この記事ではゼノブレイドディフィニティブエディションをプレイした自分が「ここはもう少し改善してほしい」と思ったところを解説付きでご紹介します。
それではどうぞ。
ロード時間
ゼノブレイドDEの良かった所⑥選で「ロード時間がとても速くなった」と書いたのだが、それはあくまでメニューを開く時や同じマップ内をスキップトラベルする時だけに限られる。
特に今いるマップから他のエリアに移動する時や、新たに追加されたイベントシアターで「ロード時間長くね?」と感じてしまう。
他にも、サブクエストには目的の敵やアイテムを採集した時に依頼者の元に報告に行かなければならないものがあり、そのたびにエリア移動をするから尚のことロード時間が気になる。
わかりやすく言うとクエスト受注→目的のマップに移動→クエスト完了→依頼者の元へ、といった感じで2回もロードを挟むということ。
個人的には完全版を謳うからにはもう少しロード時間の方は頑張ってほしかった。
説明不足
ゲームをする上でそのゲームのシステムのことを覚えた方が良いのはどのゲームでも共通。
しかし、ゼノブレイドDEでは覚えておいた方が良い情報がたくさんあるのに対して、ゲーム中では説明されないことがとても多い。
例えばチェインアタック中に敵を倒すと普通に倒した時よりも経験値・アーツポイント・スキルポイントなどをたくさん入手できることはゲーム中ではいっさい説明されることはない。
もちろんチュートリアルにも載らない。
中でもスキルポイントに関しては普通に倒した時よりもポイントが2倍も入手でき、スキル習得の手間が大幅に省けるので知っているのと知らないのとでは大きな差が生まれてしまう。
あとはモナドが人を斬れないことや、機神界に入る前の店で機神兵にダメージが通る武器を売ってることはそれとなく教えてあげた方が良い。
特に後者は知らないと機神界に突入した時には常に操作キャラはシュルク固定→開幕時にモナドエンチャントをやらないといけなくなるからプレイヤーにとってストレスになりかねない。
他にもチュートリアルに載っていない有益な情報が多いのでここでは紹介しないが、もう少しちゃんと教えてくれても良かったのでは?
上級アーツ書が取りにくい
Wii版の頃から問題だった攻略本や攻略サイトを見ないと誰がどの上級アーツ書を持っているかの判別は相変わらず不可能。
だいたいは機神界に突入した頃の敵から入手できるのだが、そもそもアーツ自体に強力なものから弱いものまで様々なので、自分が欲しいのとそうでないアーツ書との差が激しい。
例を出すとカルナのメタルブラストの上級アーツ書はいらないけど、ダンバンさんの千刃天翔の上級アーツ書はすぐに欲しいみたいなこと。
さらに入手できるのは金の宝箱限定でユニークモンスター以外の敵はリキのスキルツリー込みでも9%と異様に低く、欲しいアーツ書を狙いにくいのも大きな問題となっている。
しかも金の宝箱の入手確率アップをつけるためにはほとんどのキャラのキズナを5段階目まで上げないといけないから尚のことめんどくさい。
ただ、救いとして?金の宝箱が出た時には開ける前にセーブをして出るまで粘る事が可能なので欲しいアーツを持っている敵が金の宝箱を落とした時には必ずセーブをしよう。
まぁここでも最初に言ったロード時間の長さが響いてくるのだが・・・
レベル差補正が邪魔
敵とのレベル差が6以上になると敵と味方の双方に強力すぎる補正がかかり、攻撃を当てるのが不可能に近くなるのはWii版の時と全く同じ。
このシステムはけっこう不評な印象があったので、個人的にもゼノブレイドDEでは無くなるものだと思っていたのだが、なぜかそのまま搭載されているのは疑問でしか無かった。
まだ受けるダメージが増える・減るくらいなら問題は無いのにレベルが低いと攻撃自体が当たらないのはただの調整不足としか思えない。
逆もまた然りで、自分のレベルが高すぎると強敵であるユニークモンスターだろうがこちらに攻撃が当たらないので、名曲と言われるユニークモンスターのBGMに哀愁さえ漂ってしまう。
ただ、ゼノブレイドDEでは上級者モードでレベルを自由にイジれるようになったのでWii版の時よりはかなりマシになったと言える。
本音を言うとこの補正自体を無くしてくれたら良かったんですけどね・・・
携帯モードの画質
ゼノブレイド2の時も携帯モードにすると大幅に画質が悪くなっていたが、その悪い要素をゼノブレイドDEでも引き継いでいる。
こちらも携帯モードにTVモードほどの画質は全く求めてはいないものの、携帯モードの画質は初代プレイステーション並にボケボケなので仕事終わりの目へのダメージがけっこう深刻。
「それならTVモードだけで遊べば良いじゃん」と思う人もいるだろうが、ゲームは寝転がりながらプレイしたい時が必ず訪れるもの。
ゼノブレイド自体もやりこみ要素が他のRPGよりもかなり多く、携帯モードとの相性は抜群に良いのに携帯モードのグラフィックのせいで長時間遊ぶことはまず出来ないと言っていい。
それくらい携帯モードの画質は目に悪い(誇張とか冗談とか抜きで本当に目に来るんだ)
そのため、ゼノブレイドDEはRPG好きにはおすすめしたいゲームなのは間違いないが、スイッチライトしか持っていない人には目の健康を考慮して薦めるのを止めるゲームでもある。
ゼノブレイド2の時にも不評だったのに「なぜ改善しなかったのか?」と思わざるを得ない。
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