【ゼノブレイドDE】
追加ストーリーをプレイした後の率直な感想

ゼノブレイドディフィニティブエディション(ゼノブレイドDE)に収録された追加ストーリーについての感想を書いていきます。

ただ、追加ストーリーをプレイした感想としては褒める所がほとんど無く、粗が目立つ部分が多かったので、そういうのが聞きたくない人はこの記事を読まないことを推奨しています。

いちおうなぜそういった風に感じたのかは各項目で詳しく解説しているので興味のある方は是非読んでいただけると幸いです。

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ストーリー

プレイして思ったのは「別に無くても良かったのでは?」ということだった。

ストーリーは皇都アカモートがテレシアに占拠され、さらに霧の王という周囲のモンスターを暴走させる力を持ったボスが出てきてハイエンターの民たちは巨神肩に一時避難。

そして皇都に向かう途中にジャンクスが砲撃されてメリア達が巨神肩に到着し、民たちのために霧の王を倒すといったもの。

そして説明を見てわかるように伏線回収なども無く、盛り上がるシーンはほぼ0に近いため本編の圧倒的なまでの面白さを期待すると必ずガッカリするので過度な期待は禁物。

いちおう本編に登場したタルコには相応の見せ場があるので、タルコが好きな人には追加ストーリーがおすすめなのは間違いない。

個人的にも追加ストーリーはタルコゲーと呼んでも違和感が無いほどである。

余談だが、ラスボスの霧の王っていうクソださいネーミングも何とかならなかったのだろうか、中学生が考えたような安易なネーミングだから聞くたびにしんどかった。

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声優さんの演技

さすがにゼノブレイドは10年前のゲームで当時の声を再現するのは不可能だとこちらも認識はしているものの、シュルクの声はさすがにもうちょっと頑張ってほしかったというのが本音。

特に序盤から中盤までは「寝起きにでも収録したのか?」と思うほどのシュルクとは思えないボイスには違和感しか無かった。

しかし、中盤からはこの寝起きに撮ったような声は無くなり、普通にED後のシュルクという感じの声になっていたので余計に序盤から中盤頃の声に違和感を感じる結果となった。

メリアに関しては少し違和感が最初の方はあったものの、シュルクの違和感の方が個人的には目立ったのであまり覚えていない。

メリアも後半につれて良くなっていく。

パーティーバランス

パーティーメンバーはメリア・シュルクの2人に加えてリキの子供2人(ネネ・キノ)と戦っていくのだが、このリキの子供2人の性能は完全に本編にいたラインとカルナそのもの。

つまり追加ストーリーはメリア・シュルク・ライン・カルナの4人で戦っていく。

しかし、本編をプレイした人はこのメンバーを見ればわかるように敵の攻撃を引き付ける盾役はネネしかいないので、主役2人を差し置いてネネは常にパーティーに居座ることになる。

そのため、主人公であるメリアとシュルクはサブキャラのように戦闘メンバーの枠を争うというおかしなことになっている。

しかもメリアとシュルクはどちらもプレイヤーが操作してこそ本来の力を発揮するキャラクターであるため、ほとんどの場合は主役2人のどちらかを外すという選択肢が非常に多い。

そして、だいたいはシュルク操作・ネネ・キノという本編のシュルク・ライン・カルナの安定感抜群のパーティーに落ち着くことになる。

未来視(ビジョン)の廃止

ストーリー上では仕方ないにしても、ゼノブレイドのウリである未来視(ビジョン)が無くなったのは個人的には作品としての面白さが大幅に減ったという気がしてならない。

ゼノブレイド本編では味方が死ぬような攻撃などにはビジョンが入り、それを破壊するのがゼノブレイドの面白さの1つだった。

他のRPGでいう敵の強力な攻撃が急に飛んできてパーティーが全滅みたいなことがゼノブレイドではほとんど起きなかったのが楽しかったのに追加ストーリーではこれが普通に起こる。

さらに、ビジョンが無くなっても敵のタレントアーツは相変わらず強力で当たれば確実にパーティー半壊は免れない。

そのため、シュルク操作時には「敵のHPが半分になった、そろそろタレントアーツが来そうだからとりあえず【盾】を使っておこう」というチかバチかの行動をする機会が増加

続いて「敵が死にそうだ、最後にタレントアーツがきそ(以下略)」といったようにビジョンが無いだけで戦闘のテンポが大幅に悪化。

そして、タレントアーツを防げたり【鎧】でダメージを大幅に軽減できるシュルクとは違い、敵の予期せぬ行動に対して何の対策も取れないメリアはベンチへ行くことがほぼ確定。

パーティーバランスの所でも語ったようにシュルク・ネネ・キノの3人でほぼ固定となる。

メリアは主役なのになんでやねん・・

ノポンジャー

チェインアタックが無くなった代わりに導入された追加ストーリー限定のシステム。

しかし、ゼノブレイド2黄金の国イーラのように新たな戦闘システムを導入したかったのだろうが、ハッキリ言ってこのシステムはありとあらゆる面で粗さが目立っている。

もちろんパーティーゲージを3本使うだけあってノポンジャーが強力なのは認める。

ただ、追加ストーリーでは未来視(ビジョン)が無くなり、敵の予期せぬ行動に対して何の対策も取れなくなったので、本編の時のようにゲージを3本も気軽には使えない。

使用後に範囲タレントアーツでも使われようモノなら即ゲームオーバーである。

せめて未来視(ビジョン)が廃止されていなければ面白かっただろうに、ノポンジャーは道連れにされて溺れている印象がとても強い。

他にも、戦闘中に仲間にした人数分のノポンジャーが表示され続けるのも問題の1つ。

簡単に言うとノポンジャーは全部で13人いて集めれば集めるだけ強力になるというよくあるものなので頑張ってたくさん集めるのだが、集めた分だけノポン達が戦闘画面を埋め尽くす。

さらに、盾役であるネネはノポンジャーと同じ背丈のため、ノポンジャーが多いとヘイトをしっかり集めているかが非常にわかりづらい。

こんなん誰がわかるの?敵が複数いたら余計にわかりにくいし、携帯モードにしたらボケボケでさらに見えにくくなるだろう。

そしてノポンジャーはコンフィグで表示を消すことも出来ず、最大で13人も表示されたら本当に邪魔でしかないのでアップデートで表示の有無を追加してくれることを心から願う。

せめて赤・黄・青を1人ずつ表示とかにしてくれれば良かったんだけど・・・

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