【ファイアーエムブレム】
聖戦の系譜をプレイした時の思い出や感想

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思い出と作品紹介

プレイした順番ではかなり遅め。

SFC版紋章の謎で挫折し数年たってファイアーエムブレムにハマったのは良いのだが、プレイした順番がGBA3作→蒼炎→暁→聖戦となっているのでプレイ順は少しおかしい。

前作のアカネイア大陸から世界観を一新したシリーズの中でもかなり挑戦的な作品。

従来の作品よりもマップが尋常じゃないほど広くなり、その広さゆえ1つのマップをクリアするのに1時間以上は普通にかかる。

朝からプレイして1マップクリアしたら15時くらいだったなんてことも珍しくない。

制圧する城も3~4個あるのが当たり前、制圧すると新たにストーリーが展開するという感じなので、紋章の謎で言うと1つのマップが3~4章が詰まっている感覚に近い。

マップが広いというゲームなので移動力のある騎兵がとにかく扱いやすく、このゲームは騎馬が強い騎馬ゲーとも言われている。

マップは全10章からなり、ちょうど半分でずつで親世代・子世代に別れる。

親世代・子世代に別れているというように親世代に登場する一部のペアを除き、ユニット同士のカップリングが可能になっている。

このカップリングに地雷はあるものの、基本的に両親の成長率とスキルを受け継ぐのでレベルを上げれば両親とは比べものにならないほど強くなる可能性が非常に高い。

レベルアップしても従来のようにそこまで成長しない親世代に比べ、子世代はグングン伸びるのでレベルアップがとても楽しい。

さらに、このシステムはストーリーと見事にマッチしている所も面白さの1つ。

両親の特徴(成長率やスキル)を受け継いだ子供たちが悲運の死を遂げた両親たちの無念を晴らすというわかりやすいゆえに燃える展開がプレイヤーにもろにぶっ刺さるのである。

親世代の任天堂のゲームとは思えないほどの強烈な幕引きは今でも昨日のことのように思い出せるほど鮮明に記憶されている。

子世代へのバトンパス、お膳立てはもはや芸術の域に達していると言っていい。

そしてストーリー上でも攻略する上でも重要な親世代ユニットをどうカップリングさせるかの議論は25年以上経った今でも行われていることからもわかるようにとても奥が深い。

成長率・スキル・アイテム引き継ぎなど、シンプルながらも考えさせられる、さらにそれが苦痛では無いゲームもかなり珍しい。

というか、聖戦の系譜はこういったカップリングに加えて好きなキャラクターが細かく描写されていない分を自分の妄想で補完する場合が多いのも聖戦の系譜の魅力。

ほんとここまで色々と妄想させられるゲームって聖戦の系譜がダントツだろうな~と思う(それでその妄想が楽しいんだなこれが)

作中でのユニット同士の恋愛描写が少ないことも妄想を加速させている要因の1つだろう。

子世代の所でも説明したように、ユニットごとにスキルが振られているのも聖戦の系譜を語る上では欠かせない(例外もいる)

中でも、これまでだと攻速に差があれば追撃が発生していたのに、この作品では【ついげき】のスキルが無いといくら攻速が速くても追撃が発生しないのが1番の特徴。

攻撃が1回しか出来ないのと2回攻撃が出来るのとでは使い勝手に多くの差が生まれるのは想像するに難しくは無い。

そのため、この【ついげき】を持っているユニットは基本的に扱いやすく、スキルが継承される子世代の父親候補としての価値が自然に上がるほどのスキルになっている。

いくら毎ターンセーブが出来ると言っても【ついげき】の安定感は替えが効かない。

個人的に子世代のカップリングで重要なのはこの【ついげき】の有無とクラスチェンジ(CC)で【ついげき】を習得するかが父親を選ぶ時の1番重要視するポイントである。

【ついげき】だけでこんなに語ってしまったが、他にも多種多様なスキルがあるのも聖戦の系譜の面白いポイントだと思う。

5回連続で攻撃するヤバイ強さの【りゅうせい剣】、攻撃するだけで相手の所持金を全て自分のものにする【盗む】、周囲の味方を支援する【カリスマ】などが特に目を引く。

でも結局は【ついげき】を持っているかどうかを見てしまうというが本音なんですけどね。

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あとがき

2世代に渡る大河ドラマのような壮大なストーリーとSRPGとしての面白さも兼ね備えた聖戦の系譜はぜひともプレイしてほしいゲーム。

1つ言いたいのは初めてファイアーエムブレムを遊ぶ場合はおすすめしない作品であること。

理由は確かにシリーズでもストーリーの壮大さはNo.1と言っていいほどの完成度を誇るが、初心者はゲームとしての部分で躓いてしまう可能性も十分あると思ったから。

最近の作品とは違い丁寧なチュートリアルなんてものは昔のFEには存在しないし。

『プレイ中に覚える』とか『その手探り感もFE』などの意見が少なからずあると思うが、人間にとって何もわからないまま進むというのはかなりの恐怖であることは間違いない。

経験者が『初心者でもこれくらいはわかるだろう』と思っていることは初心者にはわからないケースは実際のところかなりある。

バイト初日に『言われなくても仕事わかるよね?』と言われてわかる人間はまぁいない。

なので、個人的には聖戦の系譜をプレイする前にチュートリアルが充実しているGBAの烈火の剣などを遊んでからFEの経験値を貯めて聖戦の系譜に挑むのがベストです。

経験者が『知ってるわ!!』と言いたくなるほどのリン編の丁寧なチュートリアルは初心者にとっては1番欲しい情報だと思う。

せっかくなら、躓かずに最後まで聖戦の系譜を楽しんで貰いたい気持ちでいっぱいです。

あと100%個人的なことなのだが、聖戦の系譜は作中で語られない重要な部分が攻略本や設定資料集に掲載されている場合が多いのでこれらを本当に再販してほしい。

普通の攻略情報だけしか載っていない攻略本なら必要ないが、ゲーム上では明かされていないことが掲載されているなら話は別。

せっかく好きになっても裏話的なものが見れない状況はファンにとっては非常に好ましくない。

製作に深く携わっていた加賀昭三さんが退社して色々あったのは理解しているが、それでも再販なり電子書籍にして販売してくれても良いんじゃないかとずっと思っている。

聖戦の系譜は名作だからこそ作品に魅せられたプレイヤー全員に隅々まで知ってもらえるようにぜひとも何とかしてほしい。

まぁ任天堂は未だに蒼炎の軌跡と暁の女神の設定資料集を再販しないんだからそれより昔の聖戦の系譜の各種攻略本を再販しないのは目に見えているんですけどね・・・

これらが簡単に手に入らないからネットにある聖戦の系譜に関する情報は真実なのか嘘なのかわからないから非常に困る。

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