圧倒的なHPと一番低い防御力、そして本作の主人公
冒頭から謹慎明けで出てくる珍しい主人公。
性格や言動はのほほんとしているが、友達である遥に危害を加えるものには容赦ない制裁を与えるほど遥を大切にしている女の子。
その性格ゆえに周囲から誤解されており、常に遥や母親の心配の種となっている。
自分の決めた事は決して曲げないその頑固な性格はユニットとしてHPの高さに大きく表れていて、最初から最後までHPは1番高い。
ー ユニット性能 ー
序盤は同じ章で登場する遥に比べてHPと判断力が上回っているだけだが、所持スキルが
- 衛星(毎ターンHPが5回復)
- 堅忍不抜(HPが25%以下の時、攻撃力+4)
の2つを持ち、特にスキル衛星は防御力の低い千代子の生存力を大きく上げてくれる。
そして攻撃を千代子に集中させるコマンドスキル「挑発」は千代子の専売特許であり、戦いにおいては最重要スキルの1つ。
この「挑発」の使い方は人によって本当に様々だと思うが、どの場面でどう使うかが自分のSRPGの指揮官としてどれくらいのものなのかを如実に実感できることだろう。
他にもMPがHPと同様に全ユニットで1番多いのも特徴的、ただまでは「氷核」と「命吸」にしか使えないのでに正直もったいない。
MPも基本は「氷核」にしか使わないので千代子は実質MP消費技を1個しか持っていない。
こんな風に最初はユニットとしては頼りないが、章が進むに連れて徐々に、そして大幅にパワーアップしていき、最後には誰がどう見ても一番強いユニットへと変貌する。
その代償はかなり大きいが・・・・・
ー 戦い方 ー
序盤は千代子の苦手な冷気属性持ちの敵がいないので、圧倒的なHPと自動回復を武器に壁役や削り役としてかなり活躍する。
「挑発」は千代子の防御力が元から低いため、「挑発」をわざわざ使わなくても敵はほとんど千代子を狙ってくるのでどうしても敵の攻撃をこちらに向けたい時にだけ使おう。
補足として「挑発」を使うと千代子の防御力が-2のステータスダウンを受ける。
もともとが脆い千代子がさらに脆くなってしまうので、「挑発」を使う場合には千代子のHPを確認してから使用すること。
最初は遠距離攻撃をしてくる蝸牛型や花型をこっちに誘き寄せるために使うといい。
中盤からは「氷核」で人型などのボス級に有効打を与える事がメインになるので、被ダメージ分のHPは常に確保しておこう。
「氷核」を使用後はリリーで回復するか、ひよりの「念動クレーン」で逃がすこと。
終盤は強すぎてまた別の記事で解説しますが、これだけ扱いにくかった千代子が嘘のように主力に化けるので乞うご期待。
ー 総評 ー
このゲームは霧島千代子と日向遥の物語であり、最初から最後までこの2人が物語の主軸となって進んでいく。
そのため、千代子と遥にどれだけ感情移入してプレイするかによって面白さが大きく変わるので、2人を愛してくれとまでは言わないけど優しく見守ってあげてほしいです。
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