ザイードが超強化されたのに対して、相対的に弱体化された感が否めない
性能
前作からの続投ユニット。
初期兵種もスナイパーになって初期ステータスの技・速さがさらに強化されたが、HP・力・守備はあいかわらずといった感じ。
さらに前作で二者択一だった紅蓮の弓を最初から持っているので魔法攻撃も序盤から出来る。
使用回数20回の使いどころは見極めよう。
ただ、弓が前作で強かったからなのか外伝では他の武器よりも圧倒的に命中率が下がっているのでそれに伴ってシーラの性能も弱体化されてしまった(戦犯はアーバレストなのに・・)
そのかわりなのか護衛役であるザイードがシーラの性能を奪ったかのような超強化を受けているので殲滅はザイードに担当してもらおう。
まぁこの2人のストーリー上での関係を考えるとザイードが強い方が合ってるんですけどね。
そしてシーラは前作と同じく、どう立ち回るにしてもザイードとの強力な支援を受けるためにも常に3マス以内を心掛けること。
ザイードにしっかり【護衛】してもらわないと外伝でもアッサリ落ちる。
スキルに関してだが、外伝に登場する味方の多くがシーラと同じスキルを持っているので希少性が薄れてスキルの価値が大幅に下がってしまった、詳しい理由はスキル欄で語ります。
成長傾向
前作同様THE・弓兵と言った感じに技と速さが群を抜いて伸びやすく、この2つに関しては吟味なしでも確実にカンストするだろう。
HPは前作同様伸びづらく、力・魔力は同じくらいの何とも言えない成長率をしている。
守備と魔防はお察しの通り伸びづらい、万が一伸びた時には「よっしゃー!!」と声に出しても良いくらいである(笑)
熟練度は無視でOK、適当にレベルを上げていれば困らない程度には確実に伸びていく。
個人的には力だけは吟味をしてでも上げておいた方が良い、理由はよく使うショートボウですら重さが7もあり、力が低いとシーラの持ち味である戦速を落としてしまうから。
専用の紅蓮の弓も重さが7なので力は13くらいまで速めに上げることをおすすめする。
スキル
【致命攻撃】
技の値が致命率に加算される
技の初期値も成長率も高いシーラが持っていれば効果の方を存分に生かすことが出来る。
シーラは性能的に力と魔力の成長率が高くないので大ダメージには期待が出来ないものの、ダメージが倍になる【致命攻撃】の発動率が上がれば殲滅性能にも期待が出来るようになる。
弓が弱体化してしまったのは可哀想だが、あれば便利なスキルであることは間違いない。
【俊足】
移動力が1上昇する
SRPGにおいて移動力が高いことはステータスが高いと同じくらいの評価ポイントである。
ヴェスタリアサーガでは移動に難のある地形が多く、自由に移動がしにくいこともあって【俊足】の恩恵もかなり感じやすい。
シーラの強さの1つと言える。
しかし、前作では【俊足】を持っている味方が3人くらいだったのに対し、外伝では明らかに多くの味方が持っているのでシーラだけの強さという希少性は確実に無くなった。
まぁもちろんスキルとしては強力なんだけど、冗談抜きで持っているヤツ多すぎないすか?
【乱れうち】
技%で発動、5回連続攻撃を行う
間違いなく強力なスキル。
発動率は最大でも2割ほどではあるが 、発動すれば9割方の敵は消し炭になる。
しかし、こちらも先ほどの【俊足】と同じく前作ではシーラの特権だったのに対し、名前は違えど同じ5回連続攻撃を行うスキルを持っているユニットがシーラを含めて3人もいる。
しかも発動率の面でもシーラの【乱れうち】が最下位に位置しているという恵まれなさ。
あと地味に弓の命中率が下げられたことによってせっかくの5回連続攻撃のうち何発かは外れるということも頻繁に起こるので前作ほどの強さを感じにくくもなっている。
弓は剣と違って攻撃を外しても使用回数が減っていくのもツラい・・・・・
まとめ
前作では序盤はザイードの影に隠れながらも初期レベル1で成長機会も多かったので徐々に強くってなっていったものの、外伝ではかなりの弱体化をされた印象を受けるユニット。
弓の全体的な命中率を下げられ、優秀だった女性専用弓ラヴィアンローズも支給されるのは1個だけだったりとあまりに不遇すぎる。
2回攻撃が出来る便利な盗賊連射弓に関しては入手すら出来ないようになってしまった。
そのため、1人前のユニットとして使っていくためにも力は速い段階で2ケタまで持っていくのがおすすめ、最大値も17と高いので吟味をして上げる価値は十分ある。
そしてもちろん前作でも強力だったザイードとの相互支援も忘れずに意識しよう。
あと個人的な感想ですが、ザイードが強化されてシーラが性能面で少し劣っている方がこの2人の関係上は正解だと思うんですよね。
小さい頃からずっとそばにいて自分を守ってくれているザイードに特別な感情を抱いているシーラという方が色々と妄想が出来てプレイヤーである自分も自然と笑みがこぼれるし。
言葉にするのは難しいけど、自分が加賀さんの作品を欲する気持ちの中にはこの2人のような創作物のキャラクターとは思えないほどの息を吹き込まれたキャラクターがいるというのも大きな理由の1つになっていると思います。
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