そのユニットだけしか使えず、基本的に強い専用武器に対する個人的な解説記事。
魔弓フュリー(ペンネロープ)
前作では終盤に買えた強力な弓がペンネロープ専用の弓になった。
弓の中では比較的に軽くて威力も命中も高い、そして何といっても特徴的なのは与えたダメージ分のHP吸収効果。
この効果は与えたダメージの100%を回復するというトンデモない効果になっており、ペンネロープが少し傷ついても1回攻撃するだけでHPが全回復させることが出来る。
兵種的にそんなにHPが減ることは無いが、そうなった時に自分でカバー出来るのは大きい。
まぁこんな風に出来るのはペンネロープがHPの初期値も成長率も吟味しない限りは高確率で30には届かないからこそ出来る芸当である。
フランマール(ハルディア)
操られた妹に攻撃できる唯一の武器で耐久は無限、いくら使っても無くなることは無い。
威力や重さが大きなネックではあるが、ハルディアは攻撃系のスキルが豊富かつ速さの成長率が高いのでフランマールの性能でも多くの敵を追撃・殲滅することが出来る。
確率によってはフランマールでもボスクラスを1ターンで沈められるのでかなり重宝する。
さらに、金欠に陥りやすいヴェスタリアサーガで最初から最後までノーコストで使える武器であるところも大きな評価点。
余ったお金で強力な武器を他の味方に買い揃えられる、ハルディアには強い剣1本だけでOK。
弱点としては普通に育てていればハルディアの力と速さは妹ラヴィニアと再会する前にカンスト付近まで育ち、1回の戦闘で妹をほぼ確実に仕留めてしまう点ただ1つ。
ハルディア1人ではラヴィニアを捕らえることは不可能に近いので、必ず20章にはアシュラムを一緒に出撃させるようにしたい。
奇跡のクワ(ミァン)
これまでは剣など王道的な専用武器がかなり強さを持っていたのに対し、この奇跡のクワはふざけた入手理由や武器名とは対照的にかなり強力な専用装備となっている。
まず目を引くのがステータス補正の多さ。
全てのステータスに大きな補正が入り、か弱いミァンを一線級のユニットへと変貌させる。
そして基本的に武器には1つしかスキルがつかないという暗黙の了解を破って、奇跡のクワには3つものスキルが付与されている。
この3つのスキルは【自然治癒】で自己回復、【魔法の盾Ⅱ】で1/4の確率で攻撃を無効化、【再移動】でのヒット&アウェイなどそれぞれが大きな強みを持っている。
さらには魔物に対して特効があることや使用回数が80回と極めて多いので、弱点と呼ぶ弱点は奇跡のクワには存在しない。
こういう遊び心好きですよ加賀さん。
アルギュラン(ラヴィニア)
自身を操っていた魔剣アルギュランがラヴィニア専用装備へと生まれ変わるのはトラキア776のマリータを彷彿とさせる。
マリータの時と同じく専用装備の中での性能は間違いなくトップクラスと言える。
威力・命中は他の専用武器と比べるとかなり控えめではあるが、守備・魔防+6に耐久無限と被ダメージ半減の3つが強力なので、防御面に優れた剣という印象を受ける。
控えめな攻撃性能の方もレベルアップ回数の多さと力と技の成長率も高いため、すぐに解消されるので決して霞んでいるわけでは無い。
【神舞剣】のスキルが発動しての10回攻撃はまさに圧巻の一言である。
紋章の聖剣(ドレーク)
これまでの専用装備たちが霞むほどの威力・命中・致命・重さ・補正に恵まれた強力な剣。
ドレーク因縁の相手であるボスを倒すために使われる剣なだけあって入手時には「つえ~~~」という言葉が自然と出てくる。
これほど強いなら初期ステータスのドレークでも余裕でボスを倒せるだろう。
しかし、あまりに強いからか使用回数がザイードの死闘の斧と同じく16回と極めて少ないことと【カリスマ】の効果を持つ紋章の腕輪が無くなるのが弱点と言える。
まぁ紋章の聖剣を24か25章で存分に振り回せたらそれはそれでバランスが崩壊しそうだから使用回数16回は妥当だと思います。
とは言っても21章で16回全てを使い切らないので、24か25章では敵を釣る時に使いたい。
エマング(ゼイド)
使用回数が無限から10回に減った代わりに所々強化されている前作での最重要武器。
先ほどのドレークと同じく因縁の敵を倒すための武器なので非常に強く、その辺のザコ敵であれば一瞬にして消し飛ぶだろう(入手する頃にはザコはほぼいないけどね)
ただ、使用回数が極めて少ないので24章限定の強力な剣だと認識しておくのが無難。
紋章の聖剣と違って24章では確実に壊れるし、すぐにエマングと同じほど強いメインタイトルにもなっているシルヴァビルヒが手に入るので活躍期間はかなり短い。
聖者の斧(バーゼルヘン)
エマングとシルヴァビルヒの中間を汚しているネタみたいな武器だが、入手時期がちょうど中間なのでご容赦願いたい。
22章での独特で奇怪なイベントをこなし、25章の民家を訪問することで入手できるバーゼルヘン改め、バーゼルパパ専用の極めて強力な専用装備となっている。
威力は終章で考えるとそこまで高くないが、敵のほぼ全てに特効が乗るので数字以上のダメージを命中の高さのおかげで当てていける。
さらに被ダメージ半減効果と魔防+9、これに圧倒的に高いHPが合わさることでゾンビのようにしぶとくなり、無理に突っ込ませても余裕で生還できるようにもなる。
最後の最後まで緊張と緩和を上手に入れてくるなんて加賀さんはほんと凄いよ。
【祈り】は死にスキル。
シルヴァビルヒ(ゼイド)
最後に紹介するにふさわしい剣。
外伝のタイトルにもなっている通り、作中での最重要武器なのでもちろん強い(説明が面倒なほどの高い数字がそれぞれ並ぶ)
特にHP+50のステータス補正に驚かない人間は個人的にはいないと思われる。
ストーリー的にも性能的にもラスボスを仕留めるためにあるような武器のため、立ち位置は前作のエマングと全く同じである。
そして、エマングと同じということはその辺のザコは1回の戦闘でもれなく消し炭である。
ただ、これだけ強くてもラスボスのところまで行く道のりは長く、HPが+50されてもたどり着くまでにHPが必ず減るので必ずミラクルポーションを何個か持たせておこう。
高性能すぎる武器であることは確かだが、意外にも被ダメージ半減効果がついていないから思っている以上にHPを削られる。
ラスボスと戦う時はアトルからの支援も必ず受け取ろう、でないと普通に死ぬ。
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