【ヴェスタリアサーガ外伝】
ローレックのキャラ評価とスキル解説

前代未聞の味方を再行動させるおっさん、EDでの発言は賛否両論

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性能

バランスの取れた良ジェネラル。

ミスリーを治めている武人なだけあって初期ステータスが完成している。

加賀さん作品の傾向ではこういったユニットは高確率でステータスが残念だったのにローレックに関してはいっさいの不満はない。

特に鈍足なイメージの強いジェネラルなのに速さが最初から12もあるのは素晴らしい、さらに成長率も決して低いということは無いので育てる楽しみもいちおうある。

しかし、だいたいの人がお気づきの通りこういったユニットはSRPGでは途中で強制離脱になるのがお約束、ローレックも例外では無い。

ローレックは14章を終えると強制離脱となるのでくれぐれも頼りすぎないように。

まぁ明らかに他のユニットたちと比べてステータスが高いので、『あとで絶対になにかあるだろ・・・』と感じていた人が大多数だと思うから頼りすぎないとは思いますが。

確実にヒルダほど驚くことは無い。

ただ、強制離脱と言っても妻であるベネットをミスリーに返すと25章で復帰するので、14章までにある程度は育てるのがおすすめです

そしてローレックを語る上で外せないのが何といっても【叱咤激励】のスキル。

この【叱咤激励】は味方を再行動させる前作でいうリティアが持っていた戦略に関わる重要なスキルであり、このタイプのスキルは絶対に女性にしか扱えない代物だった。

しかし、外伝では前代未聞のおっさんであるローレックが所持しており、多くのプレイヤーの度肝を抜いた(ほんと驚きましたよ加賀さん)

あと何気にローレックを使える6章が【叱咤激励】を生かせるマップなのも素晴らしい。

軽兵を崖の上から侵入させたり、部屋にいる敵兵を攻撃→【叱咤激励】でそのまま攻撃範囲外へという戦法が使えたりなど、ローレックがいるだけで攻略の幅が大きく広がる。

ただ、最初に言ったように14章を終えると強制離脱、25章で再加入してもなぜか忘れているので使えるのは短期間だけという認識をしておこう。

成長傾向

この手のタイプによくある全く成長しないというわけではない、かといって成長率もそこまで高いわけではないので語るのが難しい。

とりあえず言えるのはHPだけは他のユニットのように普通に伸びていく(最大値も高い)

その次は兵種名からわかるように力・技・守備という感じ、弱点である速さはこの3つと比べると少し成長率で劣るといったところ。

魔防も上がる可能性はあるが、初期値の5あるだけで十分なので無理に上げる必要は無い。

しかし、ローレックは【叱咤激励】スキルのおかげで自由にレベルアップができ、吟味が自由に出来るので成長率が少し低くてもカンストさせようと思えば簡単に出来る。

過度な吟味は推奨しませんが、ステータスをある程度上げておくと25章の防衛がラクになるので少しは上げておくのがおすすめです。

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スキル

【辺境の名将】

マップ内にいる全ての味方の攻撃力・防御力+1

ローレックのキャラクターに合っているスキルで、【戦いの詩】の完全なる上位互換。

救済モードのゼイドが持っているスキル【メレダの英雄】のように範囲ではなく、マップにいる味方全員の攻撃力と防御力が上がるのでスキルとしてはかなり優秀な部類に入る。

優秀すぎて褒めるところしか浮かばない(まぁこのスキルがあるから使えるマップが限定されていると思わなくもないんですけどね)

【大盾】

12%の確率で発動、攻撃を無効化する

スキルとしては何度も言うように強力。

しかし、エイブラムの時にも言ったが、Ⅰの時は18%の確率で攻撃を無効化してくれたのに外伝では6%も減らされたので大幅に弱体化した。

さらにローレックにとっては最初から技が14もあるので、性能的に「技%で攻撃を無効化する【盾使い】を持ってきてくれ!!」と思ったプレイヤーは自分だけではないはずだ。

何気に技の最大値も18だから【盾使い】があれば前作の【大盾】になるのにね・・・

【叱咤激励】

行動済みの味方ユニットを再行動させる

SRPGにおいて味方をもう一度行動させられるユニット(踊り子枠)はそれが出来るだけで強力であると同時に、唯一無二の存在感を放つ。

そしてこの味方を再行動させられるユニットは加賀さん作品では必ず女性ユニットだった。

しかし、外伝ではおっさんであるローレックがその枠を担うことになり、多くのプレイヤーを驚きと新たなる戦略を考える余地を与えた。

そして個人的に1番に思ったことは安心して前に出せる踊り子枠ということ。

普通踊り子枠というのは1発で沈むほどの紙装甲なのが当たり前で配置にはかなり気を使う必要があった(前作のリティアは例外)

しかし、ローレックに関しては守備力の高さはもちろんのこと、敵から追撃されにくい速さとなかなかの魔防の高さのおかげで遠距離攻撃にもある程度は耐えられる。

これは立派な強みであり、踊り子枠なのに敵の攻撃を恐れず強い味方をもう1度行動させる姿には個人的に新たな時代の到来を感じた。

もう引退しているのに未だにゲームデザインが進化している加賀さん凄すぎる・・・

【三連撃】

20%の確率で発動、3回連続攻撃を行う

ローレックのステータスで発動すれば100%に近い確率で敵は死ぬ、だからとても強い。

発動率も20%と書いているが、使ってみれば『絶対20%以上あるだろうな~』と発動率詐欺を疑うほど頻繁に発動する。

しかし、ローレックは【叱咤激励】のスキルで自由に経験値を稼ぐことが出来るので、ザコ敵相手に【三連撃】が発動して経験値がローレックに回るのは非常によろしくない。

ローレックが使える期間の味方は全員が成長段階なのでよけいにそう感じる。

他にも、【三連撃】があると削り役には絶対に向かないので、個人的には高いステータスの割には敵との戦闘はけっこう少なかった。

おとなしく【叱咤激励】で再行動させるのが最初から最後までベストっぽいですね。

まとめ

バランスの取れた高いステータスで登場し、攻撃・壁役・補助の3つどれもが高水準。

高い攻撃力と【三連撃】で絶対に敵を殺すユニットへと変貌し、HPと守備の高さ【大盾】で壁役としても高性能、【辺境の名将】でマップ内の味方すべてを強化する。

そして極めつけは【叱咤激励】で味方を再行動させる前代未聞のおっさんであること。

これまで女性限定だった行動済みの味方を再行動させる男は本当に前代未聞で、それがおっさんであることにも心底驚く二重構造。

さらに、これまでの踊り子枠と違って耐久力が高く、よくある「うわ~前に出しすぎた・・・」と思って踊り子死亡→リセットということが全然ないほどの安心感がある。

ただ、こういった強力なユニットはSRPGでは基本的に途中で強制離脱するというお約束があり、ローレックもその期待を裏切らない。

14章を終えたあとは強制離脱、ベネットをミスリーに返すと25章で再び加入する。

そのため、使える期間は25章を含めても5つしかないので、【叱咤激励】を覚えている強いゲストユニットという認識でいるのが無難です。

キャラクターとしてはファンタジーに登場する武人そのものいう感じで好感が持てる。

かなり年の離れたベネットに求婚したのも彼女の優しさ(【魅惑】)によるものなのか定かではないが、裏を返せば受けた恩を必ず返す武人らしいと言えなくもない。

周囲から反対されても想いを貫くところも個人的にはカッコいいと思う・・・・・

しかし、EDでベネットの元恋人であるフォーヴに『私のもとで働く気はないか?』というデリカシーの無さはいかがなものかと思った。

ローレックのキャラクター上絶対に裏が無く、フォーヴを信頼して言っているのはわかるんだけど、こちらからすれば「どこぞのNTRですか?」と心底思ってしまった。

だいたいフォーヴもローレックと同じくらいベネットの幸せを願っていて、彼女のために忘れようとしているところにこの言葉である。

フォーヴはベネットのために自分の村まで出ていくほど彼女を愛してたんやでぇ~

なんかベルウィックサーガのウォードみたいに武人=デリカシーが無いのが加賀さん作品のスタンダードになりつつあるんですかね?

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