おそらくオルフェリアと並ぶ成長率トップのユニット、移動力も上がる
性能
前作では馬に乗っていたナースフェリアが歩兵ユニットになって登場、ちなみにゼイドのように途中で馬に乗るなどのイベントはない。
初期ステータスはレベル1+下級職と考えるとかなり良いステータスをしており、技に関してはカンストしているので命中率への不安が少ないのはかなり便利と言える。
そのため、前作のネーラと違ってベネットは攻撃と回復の両方を高水準でこなしてくれる。
そしてSRPGにおいて攻撃や回復といったように相反する2つのことを高水準で行えるということはユニットとしての強さにも直結する。
さらに所持スキルの数も5個と非常に多く、個人的には【祈り】以外は全てが優秀。
攻撃をすれば致命率18と36%の確率で必中、隣接した味方の攻撃力を+3する【魅惑】での補助や【努力家】でもう1度行動できる可能性があるなど全く持って隙が無い。
ただ、初期ステータスの守備を見てわかるように味方のサポートをするために前に出すとアッサリ落ちるのでその辺りは注意しておこう。
あとは魔力の高さを生かして炎の弓を持たせたくなると思うが、持たせない方が無難。
理由はあまりに重すぎるから。
もちろん魔力依存で威力の方も申し分なし、物理攻撃が通りにくい船に特効があるのは嬉しいのだが、ただの弓で重さ20は看過出来る問題では無い(アーバレストと同じ重さ)
まぁ1個くらいは買って持たせても良いと思うけど、そう何個も買うことは推奨しない。普通に他のユニットに任せましょう。
他の特筆すべきは支援相手が豊富な所くらい。
家族を含めて元恋人、さらに大衆のキツいオヤジまでその支援相手は全ユニット中でトップ。
中でもバーゼルヘンへの支援効果は他とは一線を画すものであり、その上昇量に爆笑しないプレイヤーはおそらくゼロと思われる。
成長傾向
どの能力も伸びやすく、移動力もたまに上がるかなり恵まれた成長率をしており、吟味などしなくても幸運や移動力以外のステータスは高確率でカンストするだろう。
成長率は公開されていないが、オルフェリアと並んでトップにいることは間違いない。
しかし杖を使えるユニットの宿命なのか、力と守備の成長率がそこまで高くないので吟味をするならこの2つと移動力がおすすめ。
まぁ力と守備は伸びなくても特に問題は無かったりするんですけどね(移動力は大事)
弱点としては高い成長率があっても下級職なのでステータスの最大値が低いこと、だいたいレベル15くらいから育てる楽しみが無くなる。
スキル
【魅惑】
隣接する仲間の攻撃力を3UPする
ローレックが惚れたのも頷ける、ベネットが持っていてもまったく違和感のないスキル。
ただ、スキルとしては強力なのは確かだが、1番効果を発揮出来る短剣使いがスジャータしかいないことやペンネロープが同じスキルを持っているので希少性は薄くなった。
あとは【魅惑】に頼るほどの場面が個人的には少なかったかなと思ってます。
前作では15章で竜を倒す場合などはアイネリアを隣接させてダメージの底上げを図っていたが、外伝ではそのような場面が全くなかった。
【託された思い】
3マス以内の味方ユニットの攻撃力・命中+15・致命+5
イベントで【魅惑】のスキルを上書きして習得するスキルで、ハッキリ言って強すぎる。
上書き前の【魅惑】と違って隣接する必要がなく、範囲も3マスで攻撃力だけでなく命中・回避まで上がる至れり尽くせりの効果。
このスキルのためだけにベネットを出撃させてもお釣りがくるくらいである。
ただ、このスキルを習得してから速い段階でベネットをミスリーに返すか返さないかを決めることになり、もし返す場合には3マップだけでしか使えないということになる。
いちおう返さないという選択も出来るが、人道的には返す選択をする人がほとんどだろう。
まぁ返さない選択をしても使えるマップは返す選択をした時とほとんど変わらないので普通にミスリーに返してあげるのがよろしいかと。
【致命攻撃】
技が致命率に加算される
技がすでにカンスト済みのため致命率は18%、適当に攻撃しているだけで致命攻撃になる。
しかし、これはドレークの時と同じで致命攻撃になってダメージが2倍になっても素の攻撃力が低いと意味が無いので当分の間はダメージの方には期待しない方が良い。
まぁ力の成長率が高いのですぐダメージにも期待できるようになるが、そんなに攻撃する機会は実際のところはなかったりする。
【祈り】
HPが半分未満になると回避値が上昇する
ベネットが持っていても意味が無い。
アコルト同様、耐久力が高くないので【祈り】の効果を発動するためにHP半分未満での運用は絶対にしない方が良い。
ほんとこのスキルって扱いに困る。
【精神集中】
技×2%で発動、攻撃が必ず命中する
このスキルも【致命攻撃】と同じく技カンストの恩恵を大いに受ける。
弓の命中率が大幅に下げられた外伝ではこの【精神集中】のおかげで36%の確率で必中の効果は攻略において大きな助けとなる。
まぁ実際はそんなに攻撃する機会は多くないけど、あれば強力なスキルなのは確かと言える。
【努力家】
15%の確率で発動、もう1度行動できる
大きな期待はしてはいけないものの、攻撃も回復もサポートもできるベネットは発動すれば他のユニットよりも恩恵が大きい。
そもそもSRPGにおいて確率が低くてももう1回行動できるのはかなり強い効果だしね。
あと余談だが、この【努力家】に限らず【薬草摘み】などのスキルは表示されている発動率よりりも実際はもっと高めに設定されているんじゃないか?と個人的に思っている。
プレイしてみればわかるけど、発動回数がどう考えても15%とは思えない。
まとめ
グラフィック的に何か不思議な魅力を漂わせるキャラクター。
ユニットとして見た場合には弓と杖を扱い利便性も高くて初期ステータスも悪くない、そして豊富なスキルによって様々なことが出来るのがベネットの強さになっている。
成長率も「絶対、成長率はトップクラスだよな~」と誰でもわかるほど高く、レベルアップするたびにワクワク感も味合わせてくれる。
さらにイベントでは【魅惑】のスキルが【託された思い】という高性能スキルに生まれ変わり、サポート要員としても盤石になるなど、まさに1人で何でもこなすユニットになる。
キャラクターとしては貧しい村娘からローレックの妻となり、貴族社会の作法にあわてたり同じ年齢の娘たちとの接し方に悩んだりするなどのイベント面でも恵まれている。
元恋人であるフォーヴのことを未だにどこか想っているのもなんだかベネットらしい。
EDでは良人を支える妻としての芯の強さも見られるようになったし、ラフィネを送り出す時の台詞も義母らしくて良かったなと思います。
あ、バーゼルヘンはノーコメントで(笑)
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