ファイアーエムブレム聖戦の系譜の子世代に登場するキャラクターの性能を簡単に紹介。
セリス
聖戦士バルド直系のシグルドとヘイムの血を持つディアドラの間に生まれた子世代の主人公。
初期ステータスはバランス型だが、最初は歩兵ユニットなのでマップが広すぎる聖戦の系譜では使い勝手が少々悪い。
レベル20になれば父と同じロードナイトになるので速めにクラスチェンジ(CC)を目指そう。
成長率はシグルドに比べてHPと魔防がとても伸びやすくなった、他の成長率も父親よりも高くなっていてカンストも狙いやすい。
ただ、シグルドの時と同じように速さの成長率が35%と意外に低く、いくら上限値が22と低くても多少は目を光らせておかないと普通にヘタレて使いにくさを感じるだろう。
そのため、レベルアップの際はHP・速さ・魔防が上がるかを見ておくのがおすすめ、CCボーナスも力以外は寂しいから尚のこと。
メインの武器はシグルドから継承されているであろうぎんの剣でだけで十分。
あとはエリートリングを持たせておけば速い段階でロードナイトになれるのでシグルドにはしっかり持たせておきたい。
スキルは【ついげき】と【みきり】の2つ、【ついげき】は戦闘において重要なスキルであり、【みきり】は特効と相手の発動型のスキルを無効にしてくれる。
【みきり】のおかげで特効が無いのでロードナイトになっても馬から降りる必要は無い。
オイフェ
親世代では健気な少年だったオイフェが子世代では立派なヒゲのおじさんに。
加入当初から明らかに他ユニットに比べてレベル・ステータスが高いので子世代におけるお助けユニット枠に位置している。
しかし、お助けユニットなので最初は活躍してくれるのかと思いきや、ざんてつの剣とてやりという反応に困るような微妙な初期装備で運用には少々困る。
6章ではアーマーの敵はいないのですぐに城に入り手頃な剣を購入するようにしよう。
基本的にはレベルが高いので削り役に徹したいが、【ひっさつ】のスキルを持っていて削り役には意外と向いていない。
だいたいは打ち漏らした敵を経験値がもったいないけど倒すという感じの運用となるだろう。
成長率はバルド傍系の血を引いているのでシグルドと同じくHP・技が伸びやすく、速さ・守備が少し伸び悩む。
しかし、元々バランスの良い初期値で登場するため最低限の仕事はしてくれる。スキルも【ひっさつ】と【ついげき】という地味ながらも良いスキル構成である。
おすすめの武器は魔力が高めなので魔法剣を持たせればけっこう便利、技も高くなるので攻撃をしっかり当てていける。
ユリア
見るからに『ディアドラの血を引いているな』とわかる容姿をしており、成長率もまんまディアドラで魔力と魔防が伸びまくる。
そして他ステータスは子世代で考えると渋めなのでレベルアップではそちらを重視したい。
いちおうクラスチェンジ(CC)すると技・速さが大きく強化されるが、CCさせると終盤が少々めんどくさいことになるのでレベルは20になってもCCはしないほうが良い。
別にクラスチェンジ(CC)しなくても普通にクリアできるから本当にしない方が良い。
最初はラナとの会話でリライブの杖が手に入って回復役、城の制圧後ではリザイアを手に入れるようにすれば攻撃が出来るようになる。
オーラとリザイアの2択となるが、性能・おもさを考えればリザイアに軍配が上がる。
リザイアがあれば他を圧倒する魔防のおかげで7章のティニーと一緒にくる魔導士たちに対する最高の削り役になってくれる。
スキルは【ついげき】【れんぞく】そして【みきり】を所持していてスキル面では文句なし。
ただ、オーラほどではないにしろ優秀なリザイアも炎魔法と同じ重さなので【ついげき】が発生するかは少し微妙、【れんぞく】も攻速依存なのでこちらも発動しづらい。
攻撃手段は光魔法オンリーのため他の魔法に乗り換えることも出来ないため、闘技場では剣士相手でだいたい止まるだろう。
ライトニングを渡せば活躍してくれるが、実質1章だけしか使えないのでそこはお好みで。
杖も9章終了前に全て売ろう。
ヨハン
親世代でいうレックスポジション。
FEあるあるのどちらか一方しか仲間に出来ない枠でこちらはアクスナイトのユニット。
加入当初はオイフェと同じくらいレベルも高く騎兵なので色々と便利なのだが、終盤になればなるほど弱さが露呈してくる。
最初から最後までメインの武器であるゆうしゃの斧もレックスの時と比べて存在感も薄い、強力な2回攻撃が出来ても命中70では2発当てられるかは正直微妙である。
2発とも当てて無傷で生還がゆうしゃ系武器の真骨頂なのに、当たらないと大ダメージを受けて退散することになるだろう。
成長率はHP・力・守備が上がりやすいというレックス成長で速さはかなり伸びやすい。
が、ゆうしゃの斧でも重さが12もあり、せっかく速さが上がっても斧の重さで潰されるのでハッキリ言って意味は無い。
そして命中に関わる技はほとんど伸びないので命中への不安は最後までつきまとうだろう。技を吟味して無理やり上げてもその苦労に見合った活躍もしてくれない。
スキルは【まちぶせ】のみ、きらびやかな子世代でアーダンと同じスキル構成である(絶望)
ヨハルヴァ
今作品における唯一のアクスファイター。
だいたい斧歩兵は1作品に何人もいるような印象だが、聖戦の系譜ではこのヨハルヴァだけ。
斧しか使えないアクスファイター時代はヨハンと同じ欠点が目立ち、さらに歩兵なのでヨハンよりも使い勝手が悪い。
しかし、ヨハルヴァはクラスチェンジ(CC)するとBランクまでの弓が使えるようになり、苦手な剣士でも弓で間接攻撃が出来たりと使い勝手が大幅に上がる。
状況に応じて斧と弓を使い分けていこう。
弓は誰でも使えるキラーボウがとても強力でヨハルヴァに持たせれば持ち前の力と合わさって強力な攻撃に期待が出来るようになる。
ドラゴンナイトが押し寄せてくる8章・9章までにクラスチェンジ(CC)しておきたい。
成長率はHP・力・守備の3つはヨハンと全く同じ、かわりに技の成長率が高く速さが絶望的に伸びないという構成になっている。
速さに関しては成長率が10%しかないので上がった時は発狂しても良いレベルである。
幸い速さは初期ステータスの段階で16と高く、CCボーナスで+2されるので高すぎず低すぎずという評価に落ち着くだろう。
ちなみに、速さの成長率は10%しか無いのに最大値は27と非常に高い(力・守備より高い)
あとはキラーボウを持たせた場合は攻速が15と高いので、ついげきリングが余っている場合は持たせるとさらに活躍してくれる。
もちろんついげきリングは子世代ユニット優先で『余ったら・・・』という感じで。
スキルは【とつげき】のみ。
ヨハンほどではないにしろ確率発動で使いどころも微妙なのでほぼ旨味は無い。
シャナン
神剣バルムンクを使うイザークの王子。
見た目からもわかるように最初からソードマスターであり、各ステータスがとても高い。
成長率はオード直系なので技は自然カンストするが、力・速さの成長率が鈍いのでレベルアップではこの2つを上げるようにしたい。
守備の成長率は意外にも40%もあるのでそこまで気にする必要は無い(アーダンと同じ)
子世代で初めて登場する時は味方と離れており、1ターン目にパティと会話すればバルムンクを入手・装備した状態となってフォルセティと同じ命中と回避率が手に入る。
しかし、バルムンクを装備した状態でも暗黒魔法使い等の命中率が0%にならず、当たると2発で昇天することは覚えておこう。
あとはバルムンクを装備していないとユニット性能がアイラの子供たちに抜かれるのがもはや当たり前なので、バルムンクは常に装備させておくようにしたい。
1振り1000ゴールドの修理費の問題はラクチェと恋人になればしっかりと解決する。
元々ラクチェはほとんどお金を使う機会が無く、恋人になっていればシャナンの弱点である力が強化されるイベントも発生するので速めに恋人にするのがおすすめ。
まぁ力が上がるイベントは終盤も終盤なので人によっては評価が別れるだろう。
スキルはソードマスターらしい【ついげき】と【れんぞく】、そして5回攻撃をする【りゅうせい剣】の3つを持っている。
バルムンクで【りゅうせい剣】が出ればアイラ親子以上の火力を叩き出してくれる、補正で【りゅうせい剣】と【れんぞく】の発動率が高いところも評価点である。
リーフ
クラスチェンジ(CC)前は扱いづらいが、CC後は嘘のように使い勝手が向上する。
7章ではナンナよりもレベルが低い1での登場だが、初期ステータスは整っていて成長率も子世代の中ではかなり高い。
レベルを上げればHP・力・技・速さ・守備の5つはしっかりと上がっていく。
ただ、聖戦の系譜において重要な【ついげき】のスキルを持っておらず、敵を倒すのに意外と苦労するのがプリンスのリーフ。
【れんぞく】と【ひっさつ】だけではどうしても安定感に欠けてしまう。
マスターナイトになれば【ついげき】を習得するが、レベル1からではとても遠いので親世代の3章終了前についげきリングをエスリンに渡しておくのがおすすめ。
ついでにアーマー特効のあるざんてつの剣も渡しておくとさらにラクになる。
CC後はラケシスの時と同じで圧倒的なCCボーナスが手に入り、ほぼすべての武器を扱えるようになって使い勝手が向上。
限られた枠にどの武器やアイテムを持たせるか非常に悩むことになるだろう。
おすすめ武器はゆうしゃの斧、攻速が12下がっても速さは27まで高確率で届くのでゆうしゃの斧による2回攻撃はとても頼りになる。
他は弓や魔力が心許ないのでリカバーの杖、魔防が上がるバリアリングなども捨てがたい。
特にバリアリングで相手の状態異常を受けない魔防が手に入ればセリス・アレス・リーフの3人が終章では暴れまわってくれる。
父親たちも空の上から涙を流して見守ってくれているに違いない。
アレス
親世代では使えなかったミストルティンが子世代でようやくそのベールを脱ぐ。
初期ステータスはTHE・ソシアルナイトだが、ヘズルの直系なので力に関しては確実にカンストするほどの成長率を持っている。
さらに、幸運・守備・魔防の成長率も高いので攻撃と防御に秀でたユニットと言える。
特に魔防に関してはほとんどのユニットの成長率が10%あるかないかで推移している中でアレスの30%は驚異的である。
しかし、技・速さの成長率が低く、ある程度は吟味しないとカンストするのは難しい。
クラスチェンジ(CC)ボーナスでもそれぞれ+3、上がるイベントなども無いのでレベルアップではしっかり上げるようにしたい。
武器は専用のミストルティンでOK。
他の神器と違い既に【ひっさつ】がついていて撃破数を稼がなくても良いのはかなりラク。
神器の補正も技+20のおかげで攻撃はもはや必中レベル、魔防+10も美味しく暗黒魔法が増える終盤になればなるほどそのありがたみに気づくことになるだろう。
いちおうサブの武器として余っている剣やほそみの槍などを持たせ、『ここぞっ!!』という場面でミストルティンを使っていくと良い。
力はレヴィンの速さと同じくカンスト確定なのではがねの剣でも十分なダメージになる。
スキルは【ついげき】【れんぞく】【まちぶせ】と文句なしの構成、父であるエルトシャンがスキルを1つも持っていなかったのでアレスの母親の凄さを思い知らされる。
アルテナ
やっと仲間になるドラゴンナイト。
キュアン夫妻の長女で地神ノヴァの直系、神器の中ではイチイバルと同じ威力40なので重すぎる1撃に期待したい。
初期ステータスは最初からほぼ完成しており、成長率もキュアン以上にバランスよく高いので残りのレベルアップで前衛に必要なステータスは高確率でカンストするだろう。
上級職のドラゴンマスターになると兵種スキルで【ついげき】を習得し使い勝手も増す。
弱点としてはやはり魔防の低さ。
加入当初の魔防は約3くらいでCCボーナスによる補強はいっさい無し、10章のコープル(シャルロー)とのイベントで+5されるのでだいたいは10前後に留まるという感じ。
終盤は状態異常を撒き散らす敵が多く、アルテナの魔防では100%状態異常にされるためレベルアップでは魔防が上がることを祈ろう。
もしくはレイリアからバリアの剣を譲ってもらい魔防を上げるのもおすすめ。
騎乗ユニットは攻撃後に再移動が出来るだけでなく、装備も変えられるのでゲイボルグで攻撃→バリアの剣を装備という感じで武器を装備しなおすのも立派な選択肢である。
スキルは両親から継承された【れんぞく】と【ひっさつ】、ドラゴンマスターの兵種スキル【ついげき】の3つを持っている。
CCをするのに苦労したリーフの時とは違いゲイボルグの威力が凄まじいので、ドラゴンナイトの時に【ついげき】が無くてもレベルを上げることにはほとんど苦労しない。
【ひっさつ】を持っているので撃破数稼ぎをしなくて良いところも評価点である。
ただ、ゲイボルグの威力が高くても重さが15と非常に重いため、速さが上がるスピードリングは出来るだけ速く持たせよう。
【ついげき】と【れんぞく】の発生率にも関わるので持たせておいて絶対に損はしない。
ハンニバル
トラキアの盾と言われるだけあってHP・力・守備が高く、技・速さもそこまで悪くない。
だが、使いにくい。
理由は移動力が低いので進軍に時間がかかったり、ハンニバル以上のステータスやスキルを持った子世代のユニットたちだけで十分な場合がほとんどだから。
聖戦の系譜では恵まれた騎兵であるオイフェ・フィンですら息切れしてきているのだから歩兵であるハンニバルは尚のことである。
親世代であれば十分すぎるステータスだが、子世代では目を引くステータスとは言い難い。
所持品も技はそこそこ高いものの銀の大剣を扱えるほどの高さでは無いし、つばめがえしも命中率70では不安が残る。
活躍させるのであれば色々な武器が持てることを生かして命中の高い武器を渡してあげよう。
それでもそこまで活躍はしないが。
スキルは【ついげき】こそ持たないものの個人スキルで【れんぞく】と【まちぶせ】、兵種スキルで【おおたて】と意外に悪くない。
まぁでも【れんぞく】に関わる速さはこれ以上はほとんど伸びないし、1番のウリである【おおたて】は体感的に敵が発動した以上には発動しないので結局は微妙。
同じ兵種のアーダンの時も言ったが、壁役なのに前線についた頃には戦闘が終わっているから【おおたて】を使う機会はほぼない。
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