【薬草摘み】の少女が大神官へと華麗に転身、君は誰と結ばれる？
性能
遅れてきた前作からの続投ユニット。
続投ということは最初から上級職の状態での参戦であり、前作と違って最初から杖と神聖魔法の2つを扱うことが出来る。
ステータスも前作と比べてかなり整っているので初期値のまま戦える所も素晴らしい。
そして初期装備の高治癒の杖は参戦時期で考えると強力な杖なので、すぐに味方から治癒の杖をもらってそちらで回復役を務めよう。
神聖魔法は初登場マップで1つ手に入るので当分はそれ1個で賄っていく。
神聖魔法は前作と同じく相変わらずダメージ半減効果が強力で、魔防の高さもあって魔法攻撃で沈むことは無いと言っていい。
前作ではリリアがクラスチェンジ(CC)をするか、終盤じゃないと店売りされなかった神聖魔法を外伝では速い段階から使えることもリリアの強さにつながっている。
ただ、初期ステータスと初期装備に恵まれる反面、成長率は前作と同じであまり高くない。
いちおう初期ステータスはかなり整っているため初期レベルでも終章で十分通用するが、レベルアップでの成長はイマイチ。
さらに、事前に情報を知っていないと外伝では杖が枯渇する場合が多く、そういった場合は既にステータスの高いリリアの育成は後回しにされることがとても多い。
他にも、杖使いの中では唯一の上級職で取得経験値が少ないことも育てにくさの要因。
杖を振って稼ぐにしても神聖魔法で敵を倒すにしても他のユニットたちと比べると育成にかかるお金が倍以上なので、レベルを1上げるのにもかなり苦労するだろう。
そのため、個人的には【素質】のスキルと成長率にボーナスが入る感謝状を入手できる17章で一気に育てるのがベスト。
リリアの成長率の低さも感謝状で補え、毒沼もあるのでカンスト近くまで持っていこう。
幸い、リリアには特定のマップに出撃させると専用のイベントがあるみたいなことは無いので、17章からでも育成は十分間に合う。
成長傾向
魔力・技・速さ・幸運はまだ伸びやすい方、HP・守備・魔防は絶望的に伸びない。
杖を使えるユニットなので吟味が自由に出来るのだが、上級職なので取得経験値が少ない=高価な杖をたくさん使うことになるので個人的にはあまりおすすめはしない。
まぁ吟味をする場合はHPと魔防の2つだろう、守備は「今さら上がっても・・・」感が強い。
そして、普通に育成するにしても吟味をするにしても、性能のところで言ったように17章で感謝状を貰ってから育成するのがおすすめ。
元から初期ステータスが高いので17章まで1レベルも上げなくてもリリアは十分通用する。
あと、感謝状には移動力が上がる効果もあるので、最低でも1上げておけばカラヤンのように使い勝手が飛躍的に増す。
リリアにはもう1度行動できる【努力家】もあるので、移動力が上がるメリットは大きい。
スキル
【努力家】
15%の確率で発動、もう1度行動できる
前作から持っているスキルで、リリアのキャラクターと非常に合っている。
基本的に1ターンに1度しか行動できないSRPGにおいて、確率が低くてももう1度行動が出来るというのはハッキリ言って強すぎる。
味方を回復したり敵を倒したりなど、戦局が一気にラクになることも全然珍しくない。
さらに発動率も15%と書いているが、「数字以上の発動率があるんじゃないか？」と疑うほどけっこうな確率で発動してくれる所も〇
まぁこれは完全に個人的な感想だが、ほとんどの人は「本当に15%？」と思っているはず。
【戦いの詩】
3マス以内の味方の攻撃力＋1
村で【薬草摘み】をしていたリリアはみんなを鼓舞する歌手になった？
スキルとしてはかなり強力、攻撃力+1というのは命中・回避が少し上がるのとはわけが違う(別にディスっているわけではありません)
このスキルを持っているリリアも被ダメージを半減する神聖魔法が使えるので、【戦いの詩】の効果を振りまくために前に出すのが怖くないところも個人的には評価点。
【確定連撃】レベル30で習得
必ず2回攻撃をする
強いスキルだけど覚えるのが遅すぎる。
事前情報なしでは存在すら知らない人がほとんど、そもそも普通にプレイしていてリリアのレベルが30になることは100%ない。
だいたい仮に覚えることを知っていてもこのレベルまで上げようとは心底思わないだろう。
理由は杖を使えるので簡単に経験値を稼げそうに見えるが、上級職による取得経験値が少ないことと杖は基本的に高価だから。
【確定連撃】のために何本も杖を買うのであれば他の味方に強い武器を与えて戦力アップを図るほうが断然いい(1人の強いユニットよりも全員が強い方が戦略に幅も広がる)
さらに、頑張ってレベルを30まで上げて習得しても神聖魔法は杖よりも高価で、さらにお金がかかるから懐事情はさらに圧迫される。
【値切り上手】とか【買い物上手】とかで買っても高いよ？神聖魔法は。
まとめ
カラヤンとたった2人しかいない杖と魔法攻撃が出来る貴重なユニット。
初期ステータスも前作のリリアとは比べものにならないほど高くなっているので、薬草を摘んでいた女の子から立派な神官になったことがステータスからもわかるだろう。
そして前作とは違い、神聖魔法を速い段階から使えることで杖以外にもアタッカーとしても十分すぎるほどの性能も完備している。
神聖魔法の被ダメージ半減効果のおかげで魔法攻撃には鉄壁を誇り、物理攻撃にもある程度は耐えられるので、多少無理が出来るところも攻略する上では非常に助かる。
成長率の方は前作と同じであまり高くないが、初期ステータスの高さでごまかしが効く。
スキルは前作で大量に拾ってゼイド軍の懐事情に貢献してくれた【薬草摘み】が消え、代わりに3マス以内の味方の攻撃力を上げる【戦いの詩】を持ってきた。
まぁ本音をいうと【薬草摘み】の方が良かったが、【戦いの詩】でも別に悪くはない。
キャラクターとしては神官を夢見る努力家の女の子だったリリアが、外伝ではウエスタ神殿で学び立派な大神官になった(ステータス画面に書いているのもなんか良いね)
見た目も前作のハイプリーストだったリリアと同じく垢抜けて美しいまま。
自分の夢を叶えてくれたガーランやゼイドに恩を感じて再びゼイド軍に参加してくれるところにもリリアの優しさが表現されている。
そして、初登場マップでは加賀さん作品のもはやお約束？ともいえる山賊に囚われて正義の味方に助けられるヒロインポジションまでちゃっかりゲットしている。
ただ、リリアの恋愛フラグに関しては前作よりも謎に包まれることに。
前作ではアッシュと恋愛フラグが立ってそうだったのに外伝では立っている雰囲気は微塵も無く、EDでは何だかガーランのことを想っているような雰囲気を出していた。
いやまぁ尊敬から恋愛感情に変わるのは良いとは思うけど、個人的にはアッシュが何だか可哀想だなぁ～と思ってしまう。
少なからず、前作から続投しているキャラには外伝のキャラたちよりも幸せになってほしい気持ちが強いんだけど、リリアにとっては誰と結ばれるのが幸せなんだろうね。
ガーラン？アッシュ？次回作でこの問題が解決することを心より願っています。
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